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Posted on 2012.03.25
Hi
やあ、諸君
私は世界中あらゆる無法地帯に自らおもむき
危険に身を置く事でしか
自分の存在価値を見出せない
悲しき一匹狼TMAEJIだ。
スイス銀行の貸金庫にいつも通りチェックをしに行くと
“今回出来るだけ”キワキワ”なコラムを頼む。
報酬は弾む。”
とだけかかれたmemoが入っていた。
いつもならスルーする依頼だが、今回は乗る事にした。
なぜかって?
おれがTMAEJIだからだ。
ノーリーズン。
それでは、挨拶代わりにワールドワイドなゲットーのシーンを紹介していくぜ。
いつも死と隣合わせの俺の体験談を紹介していくコラム。
怪我するなよ?
いくぜ?
高井戸に有る温泉に行って来た。
カルチャーショックをうけた。
先ず、ドアを開けると三種類程の湯船が有り
天然温泉
ジェットバス
露天風呂
その、ジェットバスの所にいた人物にふと目が止まったのだが多分メキシコとかラテン系の大男で、毛深く背中迄も豊富な体毛で覆われている
そして肩迄つかるとちょうど肩甲骨(けんこうこつ)あたりに、ジェット水流
が当たるようなスペースで彼はずっと仁王立ちして腕を組み、右の口角だけ
クイッとあげ不敵な笑みをうかべていた。
これだけだど、別に普通じゃないっすか
その高さだとちょうど腰だしとか
違うんすよ先輩
彼、
前向いてるんすよ
ジェットに向かって前。
ジーザス
ちなみに、ジェットの強さは背中に当てた場合でもその爆発力ゆえ前に押し出されてしまう為腕を引っかける手すりが有る程,強力なのだ。
それを堂々と仁王立ちでジェット噴射される所から約20cm程の間合いをキープしさらに
”前”
を向いているのだ。
「し、信じられねえ、、」
僕は、天然温泉につかりながらチラ観でずっとその阿鼻叫喚の光景を眺めていた。
「すげぇ耐久力だ、、、しかし、そんなスパーかけたら2分と保つはずねえぜ?ホセ?
逆に、次のラウンド始まった瞬間,カウンターでタマ持ってかれるのがオチだぜ?オレがいつでもタオルを投げてやるぞ。無理すんな」
と、お風呂の手ぬぐいをぐっと握りしめ心の中で勝手に語りかけていたのだが
彼は5分、7分、8分と余裕で全ラウンド終了し余裕で自国の歌のようなメロディを口笛で奏でながら露天風呂に消えていった。
「すげぇ、、、完璧にTKO。しかも勝利の歌まで。。』
「ヘイ。次はお前の番だぜ?ファッキンジャップ。根性見せてみな?HAHAHA!」
とその背中が、僕に間違いなく語りかけていた。
「やってやる」
僕のハートに火がついた。
とりあえず、クールに装いつつそのジェットバスまでウーパールーパーのように手で歩いて足はバタ足で移動。
ジェットバス迄たどり着くと、とりあえず正規のやり方で背中を向けてじりじりと間合いを詰めていく。
40cm..30cm..20cm..ぐはぁっ!
そのジェットの強力さ故に、押し出され”一人滑り台”のように座った格好のま
ま1mほど飛ばされてしまった。
「へ、、やるじゃねぇか、だがな、、これならどうよ!!」
と、ガッ!と両脇にある”手すり”に腕をかけ一気に背中で間合いを0cmまで詰めた、しかし
ぐはっ!!ごほっ!ごほツ!
ちょうど、背中のツボにジェット水流があたり、僕はむしろ咳き込んでしまった
「畜生、カウンター喰らっちまった。しかもやつは、正確に肝臓狙ってきやがる」
くそう、これで前なんて向いたら死んじまう。どうすれば、、、はっ!
良く見ると、ホセが肩をすくめるポーズでこの戦況を馬鹿にしてみてやがる
(ような気がした)
畜生、未だリングにも上がれてネェのに負けてたまるか!
神風!!
と咆哮しさっきの要領で、ガッ!手すりを握って背中で間合いを詰め
オラァ!
と前を向いた瞬間、、、、
キャーーーーーーーーーーーーーーーー、、、

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TMAEJI(Buffalo'3)
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