なんちゃってディレクターのためのレシピ その3

Posted on 2012.10.09

Category: COLUMN_Mani




意外にも長期展開を見せている、なんちゃってディレクターのためのレシピ編、第三回です。
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前回までで、最初のライブ撮影が終わりました。ふーやれやれと言って撮影したものをそのまま仕舞いこんではいけません。
今回からパソコン機器やウェブサイトを使用することになるので、苦手な方には大変かもしれませんが、カメラの操作が出来るのなら問題ありません。

ステップ5 撮影したビデオを皆が見られるようにするためには

単純に述べると、YouTubeという(今さら説明は不要だと思いますが)無料の動画共有サイトに動画データを保存して、閲覧可能の状態にするだけです。パソコンにデータを取り込んだ上で、インターネットに接続し、YouTubeにアクセスしてアカウントを取りましょう。動画の閲覧のみであっても、既にアカウントを持っている方や、動画をアップロードしたことのある方も多いと思います。この段だけでご理解頂ける方は、このステップはこれでおしまいです。何だかすみません。

アカウントの取り方や動画のアップロードの仕方がが分からない方は検索してみて下さい。図解付きの親切なサイトがたくさんあります。

えっ、パソコンもいるのかよ。とお思いの方は以下をお読み下さい。

最初に申し上げて置く必要があったのに後出しになってしまい申し訳ないのですが、このステップではパソコンとインターネット環境が必要になります。このサイトをご覧になっている皆さんは、もしかするとスマートフォンで閲覧している可能性がありますが、基本的にご自宅にネット環境があるものとして進めていきます。

もしそうした環境にない場合、どうかご購入をお願いします。と言いつつ、何でも買え買え言いやがって、という話にもなるので、何らかのカードに記憶出来るカメラをご使用の方は、そのカードをパソコンに接続するためのカードリーダー(こちらはご購入下さい。ごめんなさい)をお持ちの上で、お近くのネットカフェで作業するという手もあります。大型のファイルをアップロードするのが禁止されているネットカフェもありますので、YouTubeへの動画アップロードが可能かを予め店員さんに聞いておくと良いでしょう。

カードではなく、テープに記録するカメラの場合は、テープの中身をパソコンにデータ化して取り込むためのソフトウェアが必要になるため、ネットカフェに行くだけでは難しいと思われます。この場合はご自宅ないし、どこかでパソコンとインターネット環境をご用意下さい。上述のソフトウェアはパソコンに初めからインストールされているもので構いません。

自宅にパソコンがあるにはあるが、物凄く古いんです。という方もいらっしゃると思います。先日わたしの友人のご実家のパソコンの調子を診る機会がありましたが、8年前のもので、最大記憶容量が15GBとあり(これはBlu-ray Disc1枚分と同じ容量です。パソコン丸々1台使い切って、DVD1枚分しか入らないのです)、あまりの少なさにビックリした記憶があります。iPhoneより小さいのです。ということであれば、現実的に保存が出来なかったり、処理のために悠久の時間がかかる可能性が高いので、やっぱり新しく購入した方がいいでしょう。


ここからは若年寄りの余談ですが、わたしがライブビデオを撮影し始めていた2004年当時、まだYouTubeは存在していませんでした。そのため自分のウェブサイト用のサーバを借りて、そこにアップロードせざるを得ませんでした。その頃は今よりもサーバのレンタル費用はずっと高く、容量も物凄く少なかったのです。

YouTubeの運用が始まったのは2005年の春でしたが、わたしが気づいたのは2006年の冬になってからでした。今でこそ動画ファイルの容量がほぼ無制限となり、1つ数ギガバイトのファイルをほいほいアップロードできるようになりましたが、当時は1動画に付き50メガバイトまでという、現在では正しく雀の涙のようなサイズのものしかアップロードできなかったのです。それでも当時からすれば自身のサーバ容量を気にしないで済むということは本当に画期的なことで、英語版の登録約款のようなものを英和辞書片手に読んだものでした。


ステップ6 バンドメンバーだけが見られるようにする

近年YouTubeに搭載された機能に”限定公開でアップロード”というものがあります。これは「アップロードした動画のアドレスに直接アクセスしない限り、再生はおろか、検索しても全く表示されない」状態にすることができます。つまりアップロード後に動画のアドレスをバンドメンバーだけに送付することで、その動画をアップロード者とバンドメンバーのみで共有できるのです。

バンドからすると、やはり出来のいいライブ、出来のいいビデオだけを残すようにしたいと思います。失敗しているライブビデオを見て「このバンドのライブに行こう」と思うお客さんは限りなくゼロだからです。

この方法により、かつては一旦メールでビデオファイルを送付し、アップロードしていいかの確認をとっていたものが、随分簡略化されました。意外と知られていない機能かもしれませんので、是非ご利用下さい。旅行の思い出ビデオなど「何人かで共有したいものの、不特定多数には見せたくない」ものにピッタリです。

というわけで何だか今回は完全にハウツー的な内容と爺の思い出話に終始してしまって恐縮ですが、これでバンドとあなたのビデオは世界デビューしたわけです。暫くの間はこうしてライブ撮影と共有を繰り返すことになると思います。

1つのバンドだけをずっと追い続けるというのも義理堅くて良いことかもしれませんが、色々なバンドを撮影することによる発見は決して小さなものではありません。複数のバンドを撮影することにおけるメリットというのは次回以降でご紹介します。と言ったところで、本日はこれまで。このコラムは1クール12回なのですが、今回で折り返しです。果たして12回目でこのレシピは終われるのでしょうか。


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