KEISHI TANAKA – Fill

Posted on 2013.01.29

Category: REVIEW_DISK


ex.riddim saunterのヴォーカルKEISHI TANAKAの1st ソロアルバム『Fill』。
全盛時代に突如、解散を発表したリディムのヴォーカルが満を持して放つ1枚。
冒頭の「Today’s Another Day」から、ストリングスとギターの織りなす軽やかなメロディーに、KEISHIの透き通る、そして芯のある声が心地よく踊っている。1曲目からこれをやられると心がワクワクするのを止められない。

リード曲でもある「Wonderful Seasons」は、ライブ会場でオーディエンス爆発間違い無しなナンバー。riddim saunterを知る人もそうでない人も、すぐにKEISHIの虜になるだろう。
「Hello」では、囁くようなメロディーと柔らかくも力強いストリングスが特徴。Helloという前向きなタイトルながらも、何故か涙を頬を伝ってしまう。ここにもやはりKEISHIという見えないパワーが働いているのだろう。
「End Of Night」は、昨年、ソングブックとして発売されたCDにも収録されている1曲。この曲の詩は日本語で書かれており、KEISHIの言葉がストレートに届いてくる。
楽器、ジャンル、全てを飛び越えて、吸収して、それを何倍にもして発する音は絶妙。そんな中でも、KEISHI TANAKAという人間は霞むことなく、むしろ際立って輝いている。彼のカリスマ性は衰えることを知らないのだろうか。

そんな彼を、FRONTIER BACKYARD福田忠章と、ベーシストの千葉広樹。さらには、YOUR SONG IS GOOD吉澤成友、ピアニスト柳隼一、FRISCO。そして、佐藤寛。そこに松田岳二のパーカッションという、盟友達の豪華すぎるメンバーがサポートしている。この並びを見ただけでも聴く価値ありということがお分かり頂けるだろう。

全14曲の中に人生の様々な部分が切り取って貼り付けられているようなアルバムだ。いつの時代、どんな心境であろうとかっちりハマる曲が必ずあるはずだ。彼に心を見透かされているような。

1/29@横浜CLUB LIZARDを皮切りに彼のツアーが始まる。3/24@渋谷WWWのワンマンの全12公演まで止まることなく彼は進むだろう。彼の歩き始めた姿を一目見てみてはいかがだろうか。

text by kyotaro hayashi



『Fill』 / KEISHI TANAKA
2013/01/23 release
NIW-86 Niw! Records
¥2,835-(税込)

1.Today’s Another Day / また別の日
2.Wonderful Seasons / 素敵な季節たち
3.After Rain / 今は雨の音を聞く
4.Like Her / 彼女のように
5.Hello / あなたにハロー
6.New Song / はじまりのうた
7.The Unknown Island / 知らない島
8.I’ve Never Seen / 僕は知らない
9.The Day You Do Nothing / 休日
10.Stars And Lies / 君は星と嘘を並べていた
11.End Of Night / 夜の終わり
12.Innocent Sound And Silhouette / 無垢な響きとシルエット
13.Let Me Know / 君の言葉
14.Swim / 君の中を泳ぐ

KEISHI TANAK公式サイト
http://keishitanaka.com/
Niw!RECORDS公式サイト
http://www.niwrecords.com/

Fill 特設サイト
http://niwrecords.com/sp/fill/


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