UHNELLYS – SCREAMER e.p.

Posted on 2013.02.22

Category: REVIEW_DISK


2012年、自主レーベルの発足、そしてセルフタイトルを冠した4thアルバム『UHNELLYS』を発表し、その勢いそのままに新曲3曲+Remix2曲を収録した5曲入りEP。

UHNELLYSにはこれまで何度も意識を楽曲の世界に持っていかれてしまうという感覚をくらってきた訳だが、本作に収録されたM-1「体温」のそれはあまりにも凄まじい。
音楽に限らず、物事を見聴きした時というのは誰もが無意識下でその”絵”を頭の中に描く。
この曲で僕等が頭に浮かべる(浮かばされる)”絵”の鮮明さ、それは比べるなら音楽というよりも映画や小説に近い。
実話を元に、ある夫婦の最後の一日をリアルタイムに綴ったというこの曲は、リリックだけを読み上げたとしても人の心に突き刺さるだろう。
だが、このリリックにリアリティをもたらし楽曲に”体温”を与えるのは、Kim固有の緊張感のあるリーティング調のラップあってこそだ。
ストーリーから受け取った感情がそのままサウンド化したかのような、(矛盾するようだが)冷たくも温かいバックトラックもまた素晴らしい。

この1曲の衝撃度をもって、改めてUHNELLYSの表現者としての格、そして音楽の素晴らしさを叩きつけられた。

text by kazuhiro yagihashi


UHNELLYS
New e.p.『SCREAMER e.p.』
発売日:2013.04.03(wed)
価格:¥1,050(税込) / ¥1,000(税抜)
品番:IMOK-003
JAN:4571209818315
発売元:I’mOK / YOUTH INC.
販売元:BounDEE by SSNW

[収録曲]
1.体温
2.DOMINO
3.SCREAMER
4.HIGH & LOW 高橋ケ無 remix
 remixed by 高橋ケ無(from SOUR)
5.EL DORADO Fragment remix
 remixed by Fragment(術の穴)

ライナーノーツ:奈部川光義(ATATA)


-About UHNELLYS-
Kimのバリトンギターによるリアルタイムサンプリングと、それにジャストのタイミングで合わせたmidiのグルーヴを基盤に、ロック、ヒップホップ、ジャズの垣根を飛び越えた独自のサウンドを構築するUHNELLYS。ソウルコフィンのボーカル、Mike doughtyのJapan tour招聘や、アメリカ音楽番組への出演を経て、2009年、プロデューサーにzero db(NINJA TUNE)の名で知られるTHE OKI BASSを迎え、ブレイクビーツに特化したミニアルバム『PIKA mood』をリリース。更にTOKIEによるプロデュース・全曲アップライトベースでのコラボが実現し、ミニアルバム『BE BO DA』リリース。2010年には、お台場で開催された野外フェス、neutralnation 2010、オーストラリアの大型フェスOne Movement festivalへの出演、3都市を回るカナダツアーなど、活動を確実にステップアップさせている。そして2011年3月、ライブと音源の距離を限界まで近づけ、尖った空気感をそのまま収録した3rd album『 to too two 』を発表。以後、FUJI ROCK FESTIVAL、ARABAKI ROCK FEST、FESTA de RAMA、SYNCRONICITYと全国の大型フェスへの出演を果たす。2012年、自主レーベル”I’mOK”を設立し、3月にライヴ盤『Ladies and Gentlemen』、また6月に4thアルバム「UHNELLYS」を発売。唯一無二のスタイルとライヴパフォーマンスで世界から賞賛される男女2人組の企みはまだまだ続く…


UHNELLYS official site
http://www.uhnellys.com/


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